音源


NEW!!!!!!!!!
○oono yuuki hawaii / 白い汽笛 『Gado Gado Djakarta / 風邪をひいた』
2013年12月18日発売 ¥1,050円(税込み)/SOFN005 「Summer of Fun」より
フォーマット:7インチレコード
ジャケット絵:箕浦建太郎
デザイン:武部敬俊 (THISIS(NOT)MAGAZINE)
http://summer-of-fan.tumblr.com/post/65613415862



今回の録音のこと
 白い汽笛の録音は基本的にいつも「いっせーので!」の一発録りですが、今回は歌も含めて豆粒みたいに小さいLとRひとつずつのマイクを囲んでの一発録りでした。
レコーディングをお願いした稲田誠さんのその新しい、否、とても始原的な録音技法は私たちの歌に驚くほどピッタリでした。
 この録音方法ではマイクは1組しかなく、各パートの音を分けて録っていないので、録り終えてから「声だけもうちょっと大きくしよう」とか「ベースはもうちょっと左で鳴っている感じで」といった調整、所謂ミックス作業ができません。
曲中で音を大きくしようと思えば、演者が大きく、優しくしようと思えば優しく弾くしかないのです。
また、遠くで鳴っている感じで録りたいと思えば実際に後ずさりしたり、アンプを傾けたりと、物理的に調整します。
 それは大変なことでもあるのですが、それ以上に、ミックスをしないという決断は演奏や音に対する責任感と自負心、そして「自分たちが鳴らした音がそのまま届く」という清々しいものを感じさせてくれました。
 その時、稲田さんが言っていたことですごく響いていて、なんだか励みにさえなっている言葉がもう一つあって「ズレやミスタッチも全然オッケー。その部分こそが音楽的なんだから」と。
その言葉のおかげで実際、肩の荷が降りた部分もあるし、音楽の奥深さを目の前で切り開かれた心持ちです。
 そのようにして録られた音を更にStudio Youの大輪勝則さんの協力を得て、オープンリールのテープを通すことで、分離した各パートの隙間に芳醇な空気が詰まったみたいに厚みのある、アナログでのリリースに相応しい音になりました。凝縮しつつ前に出る中域の、私たちが知っているあのレコードの音に。
 そして、今回の録音に関するもうひとつの驚きは、白い汽笛の逆サイドのoono yuukiくん達の録音も同じようにLとRの1組のマイクを囲んで9人で一発録りされたということです。
これに関しては本当に驚いたし、嬉しかったです。ちょうど僕らは今、そんな気分なのかもしれません。
 だけど、「同じように」といっても、そこは録音エンジニアや機材やプロセス、そして、どんな風に鳴らしたいかによって最終的な音の質感は変わってきます。
手に取っていただいた方にはこの7インチのレコードをくるくるひっくり返しながら、そんなところも楽しんでもらえたらと思います。
 随分と書いてしまいました。
これ以上書くと無粋になっちゃうのでやめますが、最後に、、
今回のジャケットも白い汽笛の初めてのアルバムジャケットを描いてくれた箕浦建太郎さんが描いてくれました。最高です。
おかげでこのレコードを手に取る喜びが何倍にもなるってもんです。
みなさんありがとう。



_________________________________________________



○白い汽笛 1st album 『私たちの街』
2013年4月3日発売 ¥2,100(税込み)/DQC-1046/KONG-006 「こんがりおんがく」より
ゲストにmmm、森雄大neco眠る)、江崎將史(POPO)、山路智恵子(yumbo)を迎えた、全12曲、38分。
recording,mixing:森雄大
mastering:山本アキヲ(AUTORA)
ジャケット絵:箕浦建太郎

特設サイト〜こちら


_________________________________________________



○白い汽笛 1st ep 『白い汽笛』
2011年9月10日発売 ¥1,000(税込み)/6曲入り/22分/CDR/自主制作
1.白い汽笛/2.サマー/3.シェフ/4.休日に散歩/5.レゲエ/6.労働
produced by 白い汽笛
recording,mixing,mastering 森雄大neco眠るこんがりおんがく
recorded at 地下一階

_________________________________________________